僕は乱交パーティで世間を学んだ
■僕は乱交パーティで世間を学んだ
僕は小学校の頃、女性にイタズラされたのがきっかけで、女性恐怖症になった。
根はものすごいエロなので、エロい事はしたかったが、女性が怖かったので、エロい事は一切出来なかった。AVもちょっと怖かったのでエロ漫画とかエロ小説を読みまくった。
22歳の時、社会人になったのがきっかけで、女性恐怖症を克服した。社会人になると偏食が治ったり、他にも精神的な歪が色々自然に直った。僕の頃は就職氷河期で、甘えていては社会人になれないという思い込み(というか現実)があり、強くならざるを得なかった。
きっかけは、22歳の頃、出してた同人誌がブレイクしたからだ。
今と違い、読者との関係は「即売会で実際に話す」「ファンレターをもらう」など、今より密接したもので、僕はかなり多くの女性読者とデートをした。
女性恐怖症だったにも関わらず、僕は女性にモテた。そして、やりまくれた。同人誌のお陰もあったろうし、顔はなかなか良かったし背も高かったし、会話も普通にできたし、まぁいろんな理由で、それまで無縁だった女性とたくさん遊んだ。
しかし、振られまくった。
理由は簡単、えっちが下手だったのだ。
女性からしてみたら、いかにもモテそうな男性が、実は女性経験が少ないとは思わないだろう。だからこちらが「経験少ないんだ」と言っても、それは謙遜としか受け取られなかった。
そして僕のモノはかなり大きかったので、下手だとアレの最中、とても痛いらしいのだ。
結果、僕とのえっちが苦痛で苦痛で、別れてしまう。
さて、やりまくり生活もいつまでも続くわけではない。
同人誌がバッシングを受け、スレまで立って、荒らしが出た。今では考えられないかも知れないが、昔のネットの荒らしは今より酷かった。僕の同人サイトで出来た人間関係を調べ上げ、AさんにBさん(を装った偽装メール)から「(僕)さんがオフラインでこんな事を言ってました」などというメールがあったりした。
他にも色々調べ上げられたり、キーロガーでも使われてない限り絶対に判らそうな情報まで漏れた。
結局何だかんだで僕は同人を辞めざるをえなかった。そして、女性と会うきっかけがなくなった。
結婚した事もあり、僕は31まで、おとなしく過ごした。
しかし、作品作りの為に色々と人脈を広げていた事が思わぬ事件を起こす。知り合いの一人が乱交パーティの主催者だという事を偶然に知ったのだ。
話しているうちに、参加したくなった。奥さんに相談したら「乱交パーティ=風俗のようなもの、私の中で風俗は浮気には入らないから、家計を脅かさない程度に遊んでいい」と許可をもらった。
乱交パーティに出た。
そこは女性3??4人、男性は15人ぐらいのヘビーなところで、僕は参加女性、参加男性から色々と学ぶべき事を学んだ。そもそもエロ漫画・エロ小説の読みすぎが、実際のエロにはマイナスだったのだ。実際のエロには、実際のエロの方法・作法・技術・心得がある。
僕は乱交パーティから、「大人の」男と女のルール、方法、作法、技術、心得を学んだ。
他の人がやってるのを実際に見て、肌で感じる。口説き方を見る。会話を聞く。実際に目の前にお手本があり、学ぶ姿勢があれば、人間は急激に成長できる。
今では、乱交パーティに参加すれば女性にモテモテで、いわゆる「お泊り」の乱交パーティでも女性の布団で眠れる(普通は女性だけが布団で眠り、男性はソファや床で寝る。女性が自分が使うベッドに男性をあげてもいい、と特別に許可を出さなければ無理)。
しかし、僕が今モテているのは「乱交パーティ」という、極めて限定された場所の中だけだ。30半ばなので、もうオッサン扱いだし、結婚してるのも周知事項なので、乱交パーティ以外の場所ではモテない。安心して一緒に居られる男性という認識しかされていない。
読者とのデートやら、乱交パーティやら、そんな限定された機会ばかり体験したせいか、他の場所での女性の扱いも結構困る。「すごくいい人」「信頼できる人」という扱いはされるが、もう一歩踏み込んだ関係、というのはない(まぁしてしまったらそれは浮気になってしまうし、浮気するつもりはないので別にいいのだけど)。
僕は乱交パーティのお陰で、前よりは世間を知ったが、自分は井の中の蛙である事を知っているだけに、自分はまだまだ世間を知らないと、強く思っている。
でも、これ以上勉強するなら、どこで勉強すればいいのだろう。いい知恵を求む。